【水彩静物画】藤井寺絵画教室(21)

 2023年4月から8月までの作品です。

 4月6日:果物3ヶ。
 
230406果物3ヶハガキ.jpg

 代わり映えしませんが、ベースのブルーが意外に画面をスッキリさせています。フルーツキャップ(網目状の緩衝材)も先日のドンゴロス同様、描いてみるとそんなに難しくなく描けるものです、鉛筆でしっかり下書きをすることです。

 鉛筆の線を消してみました、こちらの方がいいかな?
230406果物3ヶ新ハガキ.jpg

 この大きさの画面だと、ほとんど判別できないですね。

 4月20日:松ぼっくり・瓶・つる性植物(ツルニチニチソウ「蔓日々草」か?)。
230420松ぼっくりハガキ.jpg

 斑(ふ)入りの葉っぱも厄介ですが、松ぼっくりの立体感を出すのに苦労しました(先端部を白で残すなど、明暗の配置)。マズマズ満足の出来です。

 5月11日:花器2つ、花とさくらんぼ、葉っぱ。
230511花器2つさくらんぼハガキ.jpg

 この絵は、先日横浜から来てくれたT女史が、一番好きだと言ってくれました。そんなにうまく描けたようには思えないのですが……。彼女は「美校」出なので、鑑賞眼は尊敬しています。花器の口の「楕円形」は難しいです。いつも満足したことがありません。

 5月25日:絵の具箱。
230525絵の具箱ハガキ.jpg

 この日は「ほあぐらさん夫妻」が来られる日で早じまいでした。そのため大雑把なタッチになったのですが、それが返ってヨカッタみたいです。

 ここでは四角の箱の遠近法?が試されているのです。図の赤線のように、平行四辺形でなく奥に行くほど狭く描く(わずかですが)ことで、絵に遠近感が生まれるのです。
四角2.jpg

 6月1日:青リンゴと柿。
230601青リンゴと柿ハガキ.jpg

 敷物の描写が濃く暗くなり、汚い色になってしまいました。

 6月15日:松ぼっくりとさくらんぼ、ケース入り。
230615松ぼっくりとさくらんぼケース入りハガキ.jpg

 半透明のプラシチックケースが汚くなりました。

 7月13日。りんご他果物数々。
230713リンゴなどハガキ.jpg

 この日は、大部屋で、このモチーフを中心において、回りから皆で描きました。他の方のを見ると、もっと大きく描いておられ、私のはちんまりまとまったという感じを受けました。皆さん大胆に画面一杯はみ出すような感じ。私も常々もっと大きく描きたいと思っているのですが、なかなか思うようにはいかないものです。

 7月20日:蓋付き缶と花と葉っぱ。
230720缶と花ハガキ.jpg

 黄色い花が汚くなりました。黄色は透明感が必要で、少しのよごれも回復できないのです。全体的にタッチが細かくおおらかさが足りないようです。

 8月10日:花と青リンゴ。
230810花と青リンゴハガキ.jpg

 硝子花瓶の「透明感」を出すのが難しい。活けた草花も勢いがなく、リンゴも汚い。敷物の前端の陰影描写はうまくいった。バックの色も2色使ったことはイイと、先生に賞められた。でもバックが濃すぎて、主題が負けてしまっている感じ。

 8月24日:赤い花とアーティチョーク。
230824赤い花とアーティチョークハガキ.jpg

 前回とほとんど同じ構図です。これも評しようのない、平凡駄作でした。

 9月以降は次の項に……

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