【海外旅行】1983年オーベルニュロマネスク紀行(13/16)

【第7日】1983年8月3日(水) ピュイドドーム山:日の出  : 06:33 ブリウド:日の入り : 21:13  レートFF(フラン・スフラン)=¥31。

PUY-DE-DOME -- TOURNOEL ( CHATEAU ) -- MOZAC -- ISSOIRE( EGLISE ST-AUSTREMOINE ) --BRIOUDE( BASILIQUE ST-JULIEN ) -- LAVAUDIEU -- BRIOUDE( ■HOTEL LE BRIVAS )

 「ピュイ・ド・ドーム」の夜が明け、8:30朝食。ガスが湧いては流れ、合間に展望が開けます。山上の「朝の気分」満喫。10:00チェックアウト出発。

 麓の「VOLVIC」の郵便局で切手を買って、今回もいろいろお世話を頂いた旅のベテランT氏にに絵葉書を送る。FF3.1(¥96)。
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 北の方へ36キロ……10:50「トゥールノエル城(Château de Tournoël)」。
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 13世紀から14世紀建造の美しい「城砦」です。私有物で当時は見学不能でした(今がガイド付きツアーがある)。
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 11:10、東へ10キロ。11:20「モザック(MOZAC)」の修道院付属の「聖ピエール教会(Église St-Pierre)」。聖堂としてはゴシックに改造されていますが、「ロマネスク」の三つの柱頭が、床に飾られてあるのです。床に置くと大きいです。
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●「キリストの墓に詣でる三人のマリアと眠るローマ兵」
 1983年11月のカレンダー。
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 拡大。キビシイ目つきの中に母性を感じさせるような……
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 1984年2月のカレンダー。
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 眠る兵士拡大。
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 マリア達に付き添う天使。
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●「アトラスと生命の樹」
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●「四天使と四つの風」(ウィキメディア・コモンズFile:Mozac 4 Engel Apokalypse.jpgより)
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 以上いずれも顔の表情がステキです。

 身廊にも多くの変わったテーマの柱頭彫刻があります。
 「繋がれた猿」(猿で無く人間みたい?)
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 「葡萄の収穫」
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 「山羊に乗る男」
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 13:30、今度は「クレルモン・フェラン」を通り越して南へ……50キロ、「イソワール(ISSOIRE)」の「聖オーストルモアヌ教会(Église St-Austremoine)」。大きな周歩廊付きの教会です。ファサードは平板。

 中に入ってビックリ!側廊のある身廊や祭室の柱や壁の全てが彩色されているのです。
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 内陣と周歩廊のあいだの柱頭群は素晴らしい。

 「最後の晩餐」イエスに寄りかかるヨハネが可愛い。
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 「十字架の道行」。
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 「眠る兵士」。
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 「キリストの墓へ詣る3人のマリア」
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 後陣外部の壁を飾る「黄道十二宮」。「牡羊座と牡牛座」。
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 同「かに座」。
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 広場の本屋さんで「Zodiaque」の欠本を買う。

 16:10出発。南へ……

 この日つづく……

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