【海外旅行】1983年オーベルニュロマネスク紀行(12/16)
【第6日】1983年8月2日(火)のつづき ボールレタン:日の出 : 06:30 ピュイドドーム山:日の入り : 21:17 レートFF(フラン・スフラン)=¥31。
BORT-L'ETANG -- BILLOM ( EGLISE ST-CERNEUF ) -- ST-SATURNIN -- ST-NECTAIRE -- MUROL ( CHATEAU ) -- CLERMONT-FARRAND( BASILIQUE DE NOTRE-DAME-DU-PORT ) -- PUY-DE-DOME ( ■HOTEL LE DOME )
16:00 「サン・ネクテール」から、さらに東へ走ります、山岳地帯と言っても、大草原の中に起伏があり丘が見えるという感じです。
7キロほどのところに「ミュロル城(Château de Murol)」。玄武岩の丘の上に建ち、いかにも「砦(とりで)」らしい佇まいです。谷間から牛の鳴き声とカウベルの音。雨かと思えばまた晴れ間。
ここから、東に引き返しました。17:50 「クレルモン・フェラン(CLERMONT-FARRAND)」の「ノートルダム・デュ・ポール教会(Basilique Notre-Dame-du-Port)」。
12世紀に始まるこの「ロマネスク様式教会」は、大都会でありながら、別に「ゴシック様式の聖堂」が建てられたこともあって、あまり後世の様式に変更されることなく「ロマネスク巡礼教会」の原形が残されています。
南扉口の彫刻。平たい五角形のまぐさ石が珍しいです。タンパン中央にはキリスト。左右の天使は9階級の中の最高級の「熾天使(してんし)」。まぐさ石左側は「東方三博士奉献」。右側は「神殿奉献」と「キリストの洗礼」。皆頭部が破損されているにが残念です。
扉口の上方、の彫刻は左側が「受胎告知」、右側が「キリスト生誕」といわれていますが破損が著しい。
内部の、巡礼教会の様式である周歩廊の付いた祭室を8つの柱が円形に囲み、それぞれの柱頭には、眼を見張るほどの美しい彫刻が施されているのです。詳細にみると、4本は「植物文様」残り4本はそれぞれの主題にしたがって、各4面に彫刻がなされています。全部写真撮りました。
●寄進者の心の葛藤:
「慈善と貪欲」
「怒りの自殺」
「美徳の勝利」
「寄進者ステファヌス」
●よき知らせ:
「受胎告知」
「ご訪問」
「ザカリアへの告知」
「ヨセフの疑問」
●原罪/失楽園:
「蛇に誘惑されたイヴ」
「神の裁き」
「天使による追放」
「禁じられた庭」
●聖母被昇天:
「聖母の復活」
「角笛を吹く天使による天上への路」
「天国の門の開扉」
「生命の書におけるマリアの碑文」
ステンドグラスもありました。ちょっと時代は判りませんが……
「受胎告知」
「ご訪問」
クリプトには「黒マリア」。ちょっとお祈りしてきました。
外に出ると,子供達が遊んでいます。
19:30、西の郊外9キロの「ピュイ・ド・ドーム山(Puy de Dome)」にむかいます。ここは標高1,464mの溶岩ドーム(およそ1万1000年前に噴火してできたもの)。麓の平坦面からの比高は450mほどです。
注)ピュイ:フランスのオーベルニュ地方で丘または山を意味する語で,一般には火山丘の意味で用いられる。
山頂には高さ73mに及ぶ電波塔があり、測候所もあるようです。
山頂付近は風が強く、車が飛ばされそう……キリが流れます。
山頂からの展望。
山頂近くの「山小屋」?が今夜の宿。カッフェの後ろに部屋が付いているといった感じ。ホテルの名は「ル・ドーム(Le Dome)」。
それでも、ちゃんと食事ができて、ゆっくり眠れました。思い出の宿になりました。翌日の精算書。
以下「ほあぐら/とりゅふ夫妻」による解読。
●2 Chambres 308……部屋代
●4 P. Déjeuners 66……朝食代
●1 Whisky 29……ウイスキー
●2 Kirs 22……キール
●3 Cafes 21 ……コーヒー
●1 Diner 125……ディナー 1人だけ注文
●2 Bleus-Noix 58 ……ブルーチーズとクルミで味付けした煮込?
●1 C d’Agneau 60……羊料理
●1 Chateaubriand 60 牛の肉料理、ステーキ?
●1 Tripous 31 ……オーベルニュ郷土料理トリプー、羊か子牛の煮込み?
●3 Dessert 51 ……デザート
●1 St-Emilion 99…… ワイン「サンテミリオン」
●926.90……合計(¥28,734)
注)ミネラルウォーター「ヴォルヴィック」:大西洋から吹く湿った大気が阻まれて多量の雨をもたらす。雨は透水性の高い火山噴出物「ピュイ・ド・ドーム」の中に染みこみ、地下水となってふたたび麓に湧き出す。これを利用したのが、日本でも広く販売されているミネラルウォーター『ボルヴィック』である。ボトルのラベルにピュイ・ド・ドームの姿が描かれている。(ウィキペディア)
注の注)これを知って以来「ヴォルヴィック」のファンになりました。
この日終わり。
BORT-L'ETANG -- BILLOM ( EGLISE ST-CERNEUF ) -- ST-SATURNIN -- ST-NECTAIRE -- MUROL ( CHATEAU ) -- CLERMONT-FARRAND( BASILIQUE DE NOTRE-DAME-DU-PORT ) -- PUY-DE-DOME ( ■HOTEL LE DOME )
16:00 「サン・ネクテール」から、さらに東へ走ります、山岳地帯と言っても、大草原の中に起伏があり丘が見えるという感じです。
7キロほどのところに「ミュロル城(Château de Murol)」。玄武岩の丘の上に建ち、いかにも「砦(とりで)」らしい佇まいです。谷間から牛の鳴き声とカウベルの音。雨かと思えばまた晴れ間。
ここから、東に引き返しました。17:50 「クレルモン・フェラン(CLERMONT-FARRAND)」の「ノートルダム・デュ・ポール教会(Basilique Notre-Dame-du-Port)」。
12世紀に始まるこの「ロマネスク様式教会」は、大都会でありながら、別に「ゴシック様式の聖堂」が建てられたこともあって、あまり後世の様式に変更されることなく「ロマネスク巡礼教会」の原形が残されています。
南扉口の彫刻。平たい五角形のまぐさ石が珍しいです。タンパン中央にはキリスト。左右の天使は9階級の中の最高級の「熾天使(してんし)」。まぐさ石左側は「東方三博士奉献」。右側は「神殿奉献」と「キリストの洗礼」。皆頭部が破損されているにが残念です。
扉口の上方、の彫刻は左側が「受胎告知」、右側が「キリスト生誕」といわれていますが破損が著しい。
内部の、巡礼教会の様式である周歩廊の付いた祭室を8つの柱が円形に囲み、それぞれの柱頭には、眼を見張るほどの美しい彫刻が施されているのです。詳細にみると、4本は「植物文様」残り4本はそれぞれの主題にしたがって、各4面に彫刻がなされています。全部写真撮りました。
●寄進者の心の葛藤:
「慈善と貪欲」
「怒りの自殺」
「美徳の勝利」
「寄進者ステファヌス」
●よき知らせ:
「受胎告知」
「ご訪問」
「ザカリアへの告知」
「ヨセフの疑問」
●原罪/失楽園:
「蛇に誘惑されたイヴ」
「神の裁き」
「天使による追放」
「禁じられた庭」
●聖母被昇天:
「聖母の復活」
「角笛を吹く天使による天上への路」
「天国の門の開扉」
「生命の書におけるマリアの碑文」
ステンドグラスもありました。ちょっと時代は判りませんが……
「受胎告知」
「ご訪問」
クリプトには「黒マリア」。ちょっとお祈りしてきました。
外に出ると,子供達が遊んでいます。
19:30、西の郊外9キロの「ピュイ・ド・ドーム山(Puy de Dome)」にむかいます。ここは標高1,464mの溶岩ドーム(およそ1万1000年前に噴火してできたもの)。麓の平坦面からの比高は450mほどです。
注)ピュイ:フランスのオーベルニュ地方で丘または山を意味する語で,一般には火山丘の意味で用いられる。
山頂には高さ73mに及ぶ電波塔があり、測候所もあるようです。
山頂付近は風が強く、車が飛ばされそう……キリが流れます。
山頂からの展望。
山頂近くの「山小屋」?が今夜の宿。カッフェの後ろに部屋が付いているといった感じ。ホテルの名は「ル・ドーム(Le Dome)」。
それでも、ちゃんと食事ができて、ゆっくり眠れました。思い出の宿になりました。翌日の精算書。
以下「ほあぐら/とりゅふ夫妻」による解読。
●2 Chambres 308……部屋代
●4 P. Déjeuners 66……朝食代
●1 Whisky 29……ウイスキー
●2 Kirs 22……キール
●3 Cafes 21 ……コーヒー
●1 Diner 125……ディナー 1人だけ注文
●2 Bleus-Noix 58 ……ブルーチーズとクルミで味付けした煮込?
●1 C d’Agneau 60……羊料理
●1 Chateaubriand 60 牛の肉料理、ステーキ?
●1 Tripous 31 ……オーベルニュ郷土料理トリプー、羊か子牛の煮込み?
●3 Dessert 51 ……デザート
●1 St-Emilion 99…… ワイン「サンテミリオン」
●926.90……合計(¥28,734)
注)ミネラルウォーター「ヴォルヴィック」:大西洋から吹く湿った大気が阻まれて多量の雨をもたらす。雨は透水性の高い火山噴出物「ピュイ・ド・ドーム」の中に染みこみ、地下水となってふたたび麓に湧き出す。これを利用したのが、日本でも広く販売されているミネラルウォーター『ボルヴィック』である。ボトルのラベルにピュイ・ド・ドームの姿が描かれている。(ウィキペディア)
注の注)これを知って以来「ヴォルヴィック」のファンになりました。
この日終わり。
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