【海外旅行】1983年オーベルニュロマネスク紀行(7/16)

【第4日】1983年7月31日(日)のつづき ラカーヴ:日の出  : 06:38 オーリャック:日の入り : 21:19  レートFF(フラン・スフラン)=¥31。

LACAVE -- ROCAMADOUR ( CHAPELLE MIRACULEUSE / CHAPELLE ST-MICHEL ) -- CONQUES ( EGLISE STE-FOY ) -- PERSE --LASSOUT -- ESTAING -- AURILLAC ( ■LA THOMASSE )
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 14:10 コンクを離れ……東へ50キロ……山の中を抜け、また「ロット河」沿いです。エスパリオンというお城のある町の外れ「ペルス(PERSE)」の「聖イラリアン教会(Église St-Hilarian de Perse)」があります。すぐそばに大きな墓地。17:50。
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 赤い砂岩でで来た小さな聖堂です。ここルエルグ地方の特徴的な「壁式鐘楼」が目立ちます。
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 入口のタンパン彫刻は最上部では、太陽と月に挟まれて聖霊が降臨し、神に選ばれた人々(聖マリアと11人の使徒)を祝福しています。下段に
は悪魔や地獄に落ちた人々の姿が、壮絶に描かれています。
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 扉口のわきにある小像「聖母子と東方三博士」。こんなのが可愛くて好きです。
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 軒先の飾り「騎馬像」。
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 柱頭。
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 18:35 ここを離れて……エスパリオンでロット河を渡りさらに上流(東)へ。古い町「サンコメ(ST.COME」でまた橋を渡り、山間の路を行く。

 ……15キロ、19:05 「ラスー(LASSOUT)」は小高い丘のちょっとした集落です。その街中にある小さな聖堂。写真は「グーグルマップ」からお借りしました。
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 「聖ジャック教会(Église St-Jacques)」は後世に改修されてしまいましたが、ファサードにはめ込まれた格好で「ロマネスクのタンパン」が保存されています。
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 四福音書家のシンボルに囲まれた荘厳のキリストを中心として、六人の聖人像や植物模様、などが精密に彫りこまれています。

 町の小父さん小母さん達とちょっとお話ししました?……
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 「エスパリオン」の町まで戻ってガソリン給油。遅くなったのでスタンドの人に今夜のホテルに電話を入れて貰う。

 20:00 河沿いの町「エスタン(Estaing)」のカフェテラスで飲み物を頂いて休憩。
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 さらに60キロ「オーリャック(Aurillac)」の「トマス・ホテル(Hôtel la Thomasse)」到着は21:30。遅くなりましたが夏なのでまだ明かりが残っていました。

 服を着替えて駅前食堂 La Sourceで食事。ジャンボンサンドイッチx2 、オムレツx2、キャベツとソーセージの煮込みx2 ワインはロゼで合計FF106.8(¥3,300)でした。

 この日終わり。

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