【海外旅行】1983年オーベルニュロマネスク紀行(1/16)
先の「ポワトーロマネスク探訪」が何とか書けたので、その次の「第4回ロマネスク・オーベルニュ」旅行記に挑戦します。40年も前で記憶はほとんど薄れていますが、今回も「ほあぐら」さんの写真アルバムを借り受けて(東京渋谷から大阪藤井寺へ宅急便)の記述です。それから亡妻の走り書きメモが……。
フランス・オーベルニュ地方は山岳地帯なので冬は積雪が予想され「お正月休み」でなく「夏休み」利用です。私の勤務していたT社は「労働組合」があり、毎年「労使協定」で「正月休み」や「お盆休み」が決まるのです。この夏休みを利用しての「ヨーロッパ10日間」かけ足旅行です。
今回は、以前のような「ジャルパックマイプランパリ10日間」というので無く、個人的に「日本旅行」に依頼して「パリ往復格安航空券」と「日本旅行」を通じて「パリヴィジョン」(パリと東京に事務所をもつ旅行手配店)で宿泊ホテルの手配をして貰いました。これは「ほあぐら」さんの「手づる」です。
出発7月28日(金)21時30分。帰着8月6日(土)14時40分。航空便は7月15日、宿泊予約は7月4日手配完了です。当初は8月7日(日)帰着の予定でしたが、航空便の関係で1日短くなりました。
今回の旅行の訪問先を「グーグルマップのマイマップ」という機能を使って、ポイントしたのが挿絵図です。青●の都市は参考に入れたので、訪問先ではありません。
【第1日】1983年7月28日(木) 成田:日の入り : 18:47 レートFF(フラン・スフラン)=¥31。
東京→成田→(機中)
記憶は無いのですが、妻の日記メモには「小金井→三鷹→千駄ヶ谷→成田」とあるので、妻が我が家の車で三鷹のT社まで迎えに来て、そこから私の運転で千駄ヶ谷の「ほあぐら」さん宅へ行き、そこで我が家の車を駐車させて貰って「ほあぐら」さんの車で成田空港まで行ったようです。
航空便は、成田21:30発の英国航空・BA006便ロンドン行き。
【第2日】1983年7月29日(金) パリ:日の出 : 06:18 リモージュ:日の入り : 21:30 レートFF(フラン・スフラン)=¥31。
(機中)→ロンドン→パリ→ LE DORAT ( ST-PIERRE ) → ST-MARTIN-DU-FAULT(リモージュ近郊)( ■LE CHAPELLE ST-MARTIN )
ロンドン・ヒースロー空港着06:05。乗り継ぎで、ロンドン発08:30 BA304便。パリ・シャルル・ド・ゴール空港着10:30。空港でAVISレンタカーを借りてパリ市内へ……12:00頃、フォション(FAUCHON)?。バリー(BALLY)で靴FF1,475+FF975=FF2,450(¥76,000)。ドミニック・フランス(Dominique France)でネクタイ5本FF1,180+スカーフFF185=FF1,365(¥42,300)……などのお買い物をして……
注)ドミニック・フランスのネクタイは天皇陛下もご愛用と聞いて、この頃パリへ行ったら買うことにしていました。
14:15、オーベルニュ地方の「リモージュ」へ向けて出発。途中ドライブインで遅めの昼食、4人でFF38.75(¥1,200)。食料品FF43.25(¥1,340)。高速料金FF82(¥2,500)。ガソリン39L:FF180(¥5,580)(@¥143/L)。
……パリからほぼ真南に370キロ、19:00「ル・ドラ(LE DORAT)」の「サン・ピエール参事会教会(collégiale Saint-Pierre)」。最初のロマネスクです。町はリモージュの北 50 km に位置しています。冬と違って未だ明るいですが、夕陽が横からさして来るため下部は陰になっていました。
12世紀に遡る「リムーザン・ロマネスク」の傑作とされていますが、この時間残念ながら内部、クリプトなどは見れませんでした。教会の建物は、全体に煉瓦のような切石を積んだ重厚な建築で、正面のファサードには盲アーチで装飾された豪快な塔と、それを挟む八角形の二つの小塔、その下の扉口は4重の波形アーチになっており、あきらかに「モサラベ様式」の影響が見られます。
注)モサラベ様式:スペインにおける中世キリスト教美術の一様式。イスラム統治下のスペインで,イスラム文化の影響を受けながら,独自の文化を形成したキリスト教徒(モサラベ)の美術。
20:30 最初の宿「チャペル・サンマルタン」着。未だ明るいのです。このあたり東京に比べて緯度が高い上、夏時間で1時間進めているので、日没時刻が東京18:50、ご当地21:30と2時間40分も違うのです。
このホテルなぜか名前は「チャペル」とありますが、立派な★★★★ホテルで、ミシュランの★もついているグルメホテルです。町?村?の名前は「サンマルタン・デュ・フォー(ST-MARTIN-DU-FAULT)」。「リモージュ」の郊外西北5キロ。
挿絵写真は当時撮ったものと、今ホテルの公式ページのモノを並べました。全く変わっていないようです。
夕食は、勿論ここのレストランで頂きました。何を食べたか?……出て来ました。ホテルの請求書です。なんと当時は手書きなんです。チェックアウトの時のものですから部屋代や朝食代も入っています。
2 Chambles 部屋代 @280 560
-----------前菜---------------------
1 foigra フォアグラ 89
2 sai Homare オマール・サラダ? @98 196
1 Salmon サーモン 69
------------メイン--------------------
1 Turbot イシビラメ 92
1 agneau 子羊 85
1 f.filet(faux filet?)サーロイン? 85
1 rognon 腎臓らしい 87
----------デザート----------------------
1 fromage チーズ 22
3 dessert デザート @30 90
-----------ドリンク---------------------
3 cafe コーヒー @8 24
1 the 紅茶 15
3 Xeres シェリー @9 27
1/2 evian 水
1 champagne Non Dose(Philipponnat)
シャンパン「ノン・ドセ」超辛口(フィリポナ社)230
--------------------------------
夕食代 小計 999(¥30,969)
--------------------------------
4 P.dejeuner 朝食 @30 120
? 75
--------------------------------
合計 1905
私では解読出来ませんでした。「とりゅふ」さんはフランス料理得意なんです。「ほあぐら」さんと二人で解読していただきました。いや大した解読力です。それにしても価格的にも「グルメ」でした。@¥7,750。
この日終わり。
フランス・オーベルニュ地方は山岳地帯なので冬は積雪が予想され「お正月休み」でなく「夏休み」利用です。私の勤務していたT社は「労働組合」があり、毎年「労使協定」で「正月休み」や「お盆休み」が決まるのです。この夏休みを利用しての「ヨーロッパ10日間」かけ足旅行です。
今回は、以前のような「ジャルパックマイプランパリ10日間」というので無く、個人的に「日本旅行」に依頼して「パリ往復格安航空券」と「日本旅行」を通じて「パリヴィジョン」(パリと東京に事務所をもつ旅行手配店)で宿泊ホテルの手配をして貰いました。これは「ほあぐら」さんの「手づる」です。
出発7月28日(金)21時30分。帰着8月6日(土)14時40分。航空便は7月15日、宿泊予約は7月4日手配完了です。当初は8月7日(日)帰着の予定でしたが、航空便の関係で1日短くなりました。
今回の旅行の訪問先を「グーグルマップのマイマップ」という機能を使って、ポイントしたのが挿絵図です。青●の都市は参考に入れたので、訪問先ではありません。
【第1日】1983年7月28日(木) 成田:日の入り : 18:47 レートFF(フラン・スフラン)=¥31。
東京→成田→(機中)
記憶は無いのですが、妻の日記メモには「小金井→三鷹→千駄ヶ谷→成田」とあるので、妻が我が家の車で三鷹のT社まで迎えに来て、そこから私の運転で千駄ヶ谷の「ほあぐら」さん宅へ行き、そこで我が家の車を駐車させて貰って「ほあぐら」さんの車で成田空港まで行ったようです。
航空便は、成田21:30発の英国航空・BA006便ロンドン行き。
【第2日】1983年7月29日(金) パリ:日の出 : 06:18 リモージュ:日の入り : 21:30 レートFF(フラン・スフラン)=¥31。
(機中)→ロンドン→パリ→ LE DORAT ( ST-PIERRE ) → ST-MARTIN-DU-FAULT(リモージュ近郊)( ■LE CHAPELLE ST-MARTIN )
ロンドン・ヒースロー空港着06:05。乗り継ぎで、ロンドン発08:30 BA304便。パリ・シャルル・ド・ゴール空港着10:30。空港でAVISレンタカーを借りてパリ市内へ……12:00頃、フォション(FAUCHON)?。バリー(BALLY)で靴FF1,475+FF975=FF2,450(¥76,000)。ドミニック・フランス(Dominique France)でネクタイ5本FF1,180+スカーフFF185=FF1,365(¥42,300)……などのお買い物をして……
注)ドミニック・フランスのネクタイは天皇陛下もご愛用と聞いて、この頃パリへ行ったら買うことにしていました。
14:15、オーベルニュ地方の「リモージュ」へ向けて出発。途中ドライブインで遅めの昼食、4人でFF38.75(¥1,200)。食料品FF43.25(¥1,340)。高速料金FF82(¥2,500)。ガソリン39L:FF180(¥5,580)(@¥143/L)。
……パリからほぼ真南に370キロ、19:00「ル・ドラ(LE DORAT)」の「サン・ピエール参事会教会(collégiale Saint-Pierre)」。最初のロマネスクです。町はリモージュの北 50 km に位置しています。冬と違って未だ明るいですが、夕陽が横からさして来るため下部は陰になっていました。
12世紀に遡る「リムーザン・ロマネスク」の傑作とされていますが、この時間残念ながら内部、クリプトなどは見れませんでした。教会の建物は、全体に煉瓦のような切石を積んだ重厚な建築で、正面のファサードには盲アーチで装飾された豪快な塔と、それを挟む八角形の二つの小塔、その下の扉口は4重の波形アーチになっており、あきらかに「モサラベ様式」の影響が見られます。
注)モサラベ様式:スペインにおける中世キリスト教美術の一様式。イスラム統治下のスペインで,イスラム文化の影響を受けながら,独自の文化を形成したキリスト教徒(モサラベ)の美術。
20:30 最初の宿「チャペル・サンマルタン」着。未だ明るいのです。このあたり東京に比べて緯度が高い上、夏時間で1時間進めているので、日没時刻が東京18:50、ご当地21:30と2時間40分も違うのです。
このホテルなぜか名前は「チャペル」とありますが、立派な★★★★ホテルで、ミシュランの★もついているグルメホテルです。町?村?の名前は「サンマルタン・デュ・フォー(ST-MARTIN-DU-FAULT)」。「リモージュ」の郊外西北5キロ。
挿絵写真は当時撮ったものと、今ホテルの公式ページのモノを並べました。全く変わっていないようです。
夕食は、勿論ここのレストランで頂きました。何を食べたか?……出て来ました。ホテルの請求書です。なんと当時は手書きなんです。チェックアウトの時のものですから部屋代や朝食代も入っています。
2 Chambles 部屋代 @280 560
-----------前菜---------------------
1 foigra フォアグラ 89
2 sai Homare オマール・サラダ? @98 196
1 Salmon サーモン 69
------------メイン--------------------
1 Turbot イシビラメ 92
1 agneau 子羊 85
1 f.filet(faux filet?)サーロイン? 85
1 rognon 腎臓らしい 87
----------デザート----------------------
1 fromage チーズ 22
3 dessert デザート @30 90
-----------ドリンク---------------------
3 cafe コーヒー @8 24
1 the 紅茶 15
3 Xeres シェリー @9 27
1/2 evian 水
1 champagne Non Dose(Philipponnat)
シャンパン「ノン・ドセ」超辛口(フィリポナ社)230
--------------------------------
夕食代 小計 999(¥30,969)
--------------------------------
4 P.dejeuner 朝食 @30 120
? 75
--------------------------------
合計 1905
私では解読出来ませんでした。「とりゅふ」さんはフランス料理得意なんです。「ほあぐら」さんと二人で解読していただきました。いや大した解読力です。それにしても価格的にも「グルメ」でした。@¥7,750。
この日終わり。
この記事へのコメント
箱根駅伝の息つく暇も無い襷リレーみたいですが、
資料だけではなく新しい調査も加えられて読みご
たえがあります。
もう無理ですが、同じ旅行をもう一度やりたくな
りました。
今回も無事にゴールのテープを切ってください。
資料が少なくて諦めていましたが、今はネットで、いろいろ調べられるので
過去の海外旅行は総ざらえしようかと思っています。いつまで続くやら……
楽しみながら進めています。