【海外旅行】1981~2年ポワトーロマネスク紀行(15/19)

【第7日】1981年12月31日(木)のつづき 日の出  : 08:47:05 日の入り : 17:24:02 レート:FF1.00(フランス・フラン)=¥39。

ラ・ロシェルLa Rochelle(Vieux Port)→マレ・ポワトヴァン自然公園Parc naturel régional du Marais Poitevin内)→メルゼMaillezais(Eglise Saint-Nicolas/Abbey)→フニウーFenioux→マタMatha(St-Hérie/Marestay)→オルネーAulnay(St-Pierre)→ラ・クレッシュLa Crèche(Motel des Rocs)
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 13:55、「マタ(Matha)」の「サンテリー教会(Église Saint-Hérie)」。町の南端にあり、畑あり家ありといった環境で、広場を伴ってゆったりと建っています。ファサードと身廊南壁がロマネスクで、祭室その他はゴシックに改造されてしまっています。
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 西ファサードは2層3連アーケードだったようですが、2階の左部分は宗教戦争で破壊されたとのことです。右端の屋根まで続く3本柱は、先ほどの「フニュー」の7本柱と同じ構想のようです。

 右上のブラインド・ベイの彫像が誰なのか、気になって調べましたら「殉教聖者・サンタ・ブランディナ(Sainte-Blandine)」ではないかという説があるそうです。
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 扉口は3重で、外側から絡み合った動植物、蔓草模様、四葉模様が、深い彫りでぎっしりと刻まれています。
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 この聖堂のブラインド・ベイや窓枠のヴッシュールには、各種連続模様が精緻に刻まれています。その下の柱頭彫刻も面白い。
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マタ連続模様2.jpg

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 14:30、「マタ」の「マレステ地区」にある「聖ペテロ教会(Eglise Saint-Pierre de Marestay)」。マタは比較的大きい町で、中央通路を北に抜けた所にここもまた広々とした環境に建っていました。(写真はグーグルマップから:撮影5月)。
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 ここは身廊が失われ、翼廊と鐘塔、祭室と三つの後陣だけが残されているのみです。
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 中央後陣の窓のアーチに、二重のヴシュールが彫られている。厚みのある彫刻で、外側には植物の蔓の連続模様……
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 内側には無数の人面や色々な動物が並んでいて興味深い。
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 15:05、北へ20キロ……「オルネー(Aulnay)」へ。

 この日つづく……

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