【海外旅行】1981~2年ポワトーロマネスク紀行(14/19)
【第7日】1981年12月31日(木) 日の出 : 08:47:05 日の入り : 17:24:02 レート:FF1.00(フランス・フラン)=¥39。
ラ・ロシェルLa Rochelle(Vieux Port)→マレ・ポワトヴァン自然公園Parc naturel régional du Marais Poitevin→メルゼMaillezais(Eglise Saint-Nicolas/Abbey)→フニウーFenioux→マタMatha(St-Herie/Marestay)→オルネーAulnay(St-Pierre)→ラ・クレッシュLa Crèche(Motel des Rocs)
ホテル・ヨットマン。8:50チェックアウト。港を一周する。
ヨットハーバー。
北東50キロの「メルゼ(Maillezais)」に向かいます。
すぐ「マレ・ポワトヴァン自然公園(Parc naturel régional du Marais Poitevin)」に入ります。ここは自然水路と人工水路(運河)が網の目のように広がっている、東西80キロ南北30キロに及ぶ広大な湿地帯です。空はだんだん晴れ間が出て来ます。
並木が水に浮かんでいます。こんな景色が延々と続きます。日本では見られない光景。
勿論、舟も見掛けます。
10:15~11:00「マレ・ポワトヴァン自然公園」の中心に位置する「メルゼ(Maillezais)」の街中のある「サンニコラ教会(Eglise Saint-Nicolas)」は12世紀の創建ですが、19世紀に大きく改造されたようです。西ファサードは中段に盲アーチが並ぶ「サントンジュ様式」です。
中段の盲アーチ列が大小と丸窓という構成になっており、印象的です。
扉口のタンパンの無いアーチは心持ちとがっていますが、構成はしっかりした連続模様の4重のヴッシュールで、存在感があります。
扉口の内から二本目のヴッシュールの支柱脇に「人体でできた柱」があります。膝丈のズボンをはいた 6 人のアクロバットが互いに積み重なって、下のアクロバットの肩の上に立っています。これはいかにも「ロマネスク風」。
左右の盲アーチはハッキリ尖頭型で少し違和感があります。
軒持送り一つ。何か弦楽器を弾いています。弦まで明瞭に見えます。
街から少しにに外れたところに、「旧メルゼ修道院(Abbey Maillezais)遺跡」があります。かっての繁栄を偲ばせる壮大な景色でした。
だんだん晴れてきました。
今度は南に68キロ……「フニュー(Fenioux)」の「聖母被昇天教会(Eglise Notre-Dame de l'Assomption)」。12:50~13:30。
ブドウ畑、草原、森に囲まれた小さな集落ですが、広々とゆったりとして、豊かなフランスを感じます。そんなところに建つ「ロマネスク」の聖堂はユニークです。
近づくと最初見目に入るのが鐘塔、この繊細な構成はサントンジュの最も美しい作品の中に分類されると云われています。
単身廊です、西のファサードが目を引きます、左右各9本ずつの柱に支えられた5重のヴッシュールの存在感。
外から1 つ目は、サントンジュで最も美しい星座で飾られています。12ヶ月の仕事する姿が見られます。2 番目のアーチでは、5 人の賢明な乙女と 5 人の愚かな乙女が、3番目は復活祭の子羊と愛する天使が 、4 番目では 6 つの美徳が悪徳を打ち負かしています。最後に、5番目は葉で飾られています。
もう一つビックリするのが、ファサードの両側に角を切るようにそびえ立つ各7本ずつの円柱です。ゴシックのバットレス(支え壁)のような役割を果たしているのでしょうか。面白い構成です。
教会の前に立つと、すぐ西100メートルほどの所に「死者のランタン(Lanterne des morts)」が建っています。これも「サントンジュロマネスク様式」と云われています。
13:30、27キロ先の「マタ」へ。
この日つづく……
ラ・ロシェルLa Rochelle(Vieux Port)→マレ・ポワトヴァン自然公園Parc naturel régional du Marais Poitevin→メルゼMaillezais(Eglise Saint-Nicolas/Abbey)→フニウーFenioux→マタMatha(St-Herie/Marestay)→オルネーAulnay(St-Pierre)→ラ・クレッシュLa Crèche(Motel des Rocs)
ホテル・ヨットマン。8:50チェックアウト。港を一周する。
ヨットハーバー。
北東50キロの「メルゼ(Maillezais)」に向かいます。
すぐ「マレ・ポワトヴァン自然公園(Parc naturel régional du Marais Poitevin)」に入ります。ここは自然水路と人工水路(運河)が網の目のように広がっている、東西80キロ南北30キロに及ぶ広大な湿地帯です。空はだんだん晴れ間が出て来ます。
並木が水に浮かんでいます。こんな景色が延々と続きます。日本では見られない光景。
勿論、舟も見掛けます。
10:15~11:00「マレ・ポワトヴァン自然公園」の中心に位置する「メルゼ(Maillezais)」の街中のある「サンニコラ教会(Eglise Saint-Nicolas)」は12世紀の創建ですが、19世紀に大きく改造されたようです。西ファサードは中段に盲アーチが並ぶ「サントンジュ様式」です。
中段の盲アーチ列が大小と丸窓という構成になっており、印象的です。
扉口のタンパンの無いアーチは心持ちとがっていますが、構成はしっかりした連続模様の4重のヴッシュールで、存在感があります。
扉口の内から二本目のヴッシュールの支柱脇に「人体でできた柱」があります。膝丈のズボンをはいた 6 人のアクロバットが互いに積み重なって、下のアクロバットの肩の上に立っています。これはいかにも「ロマネスク風」。
左右の盲アーチはハッキリ尖頭型で少し違和感があります。
軒持送り一つ。何か弦楽器を弾いています。弦まで明瞭に見えます。
街から少しにに外れたところに、「旧メルゼ修道院(Abbey Maillezais)遺跡」があります。かっての繁栄を偲ばせる壮大な景色でした。
だんだん晴れてきました。
今度は南に68キロ……「フニュー(Fenioux)」の「聖母被昇天教会(Eglise Notre-Dame de l'Assomption)」。12:50~13:30。
ブドウ畑、草原、森に囲まれた小さな集落ですが、広々とゆったりとして、豊かなフランスを感じます。そんなところに建つ「ロマネスク」の聖堂はユニークです。
近づくと最初見目に入るのが鐘塔、この繊細な構成はサントンジュの最も美しい作品の中に分類されると云われています。
単身廊です、西のファサードが目を引きます、左右各9本ずつの柱に支えられた5重のヴッシュールの存在感。
外から1 つ目は、サントンジュで最も美しい星座で飾られています。12ヶ月の仕事する姿が見られます。2 番目のアーチでは、5 人の賢明な乙女と 5 人の愚かな乙女が、3番目は復活祭の子羊と愛する天使が 、4 番目では 6 つの美徳が悪徳を打ち負かしています。最後に、5番目は葉で飾られています。
もう一つビックリするのが、ファサードの両側に角を切るようにそびえ立つ各7本ずつの円柱です。ゴシックのバットレス(支え壁)のような役割を果たしているのでしょうか。面白い構成です。
教会の前に立つと、すぐ西100メートルほどの所に「死者のランタン(Lanterne des morts)」が建っています。これも「サントンジュロマネスク様式」と云われています。
13:30、27キロ先の「マタ」へ。
この日つづく……
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