【海外旅行】1995年ロン・パリ11日間プラスフィレンツェの旅(12/20)

【第7日】1995年9月28日(木) レート:フランスフラン(FF):¥20.93。

 パリ2日目。今日は美術館巡り。6:30起床。7:15朝食。8:30出発。メトロ最寄り駅、1号線「ルーヴル・リヴォリ(Louvre Rivoli)」で切符購入。カルネ(10枚つづり回数券)FF44.00。「ミュゼ一日券(1 jour carte)」(各美術館の1日無料パス)@FF70.00×2を買う。

 「シャルル・ド・ゴール=エトワール(Charles de Gaulle - Étoile)」下車。「凱旋門」。9:00オープン。タイミング良く展望台にあがる。
凱旋門.jpg

 次はメトロ6番線で「凱旋門」から「トロカデロ(Trocadéro)」で9号線に乗り継いで「ラ・ミュエット(La Muette)」下車。「ブローニュの森」の東端にある「マルモッタン美術館(Musée Marmottan)」FF15.00×2。ここには「クロード・モネ(Claude Monet」)の「印象ー日の出」ほか印象派の画が多くある。
Monet_-_Impression,_Sunrise.jpg

 メトロ駅すぐそばに山崎パンの「ヤマザキ・パティスリー&カフェ(Yamazaki Pâtisserie & Café)」があったので,そこで昼食。
山崎パン店.jpg

 「クロックマダム(クロックムッシュの上に玉子目玉焼きが乗ったもの)」「サラダ」「コーヒー」各2人前でFF70.00。

 メトロ「ラ・ミュエット」から9号線で「トロカデロ」へ戻り、そこの「フランスモニュメント博物館(Musée des Monuments français)」に入る。
建築遺産博物館.jpg

 注)ここは2007年に改築され「シテ建築遺産博物館(Cité de l'architecture et du patrimoine)」となっています。

 メトロ「トロカデロ」から9号線で「フランクラン・デ・ルーズヴェルト(Franklin D. Roosevelt)」で1号線に乗り継ぎ、東へ戻る。我々のホテルの場所を通り過ぎて「サン・ポール(Saint-Paul)」駅下車。徒歩7分で「ピカソ美術館(Musée Picasso)」。

 「自画像(Autoportrait )」1901年。
ピカソ自画像.jpg

 17:00頃「サン・ポール」駅の所で「オリオン」夫妻と別れ、「ろまねこ」夫婦と「新・若旦那」夫妻は「厨房用品店」の「モラ(MORA)」へ。
--------------------------------
【パリ見物……】オリオンのログより……

  一昨年に続いて2回目のパリ,ろまねこさんは多分数え切れないだろうし,新・若旦那も仕事で何回も来ているから詳しい。こんなガイドに案内されての贅沢なパリ散策は,ツアーじや絶対に無理。

 9月28日の朝は朝食後,フロントに8時半過ぎに集合。「パリ市内博物館,美術館1日周遊券」を70フランで買う。

 凱旋門に登った。パリ市内が一望できる。マダム・ろまねこさんに 色々と解説をしていただきながらの眺望は楽しい。「ふーン,そうなんだ!」と勉強になる。パリの街は上から見ると美しい。

 マルモッタン美術館,モニュメント博物館,ピカソ美術館と回る。「モニュメント美術館」は「シャイヨ宮」の一部で「史跡博物館」と言うのが正式らしい。ここをじっくり見らたら,フランスの史跡の素晴らしさを満喫できる(?)らしい。が,我々は2時間ほどの見学だった。しかし驚きもののきだね,こんなものを作るなんて。

 夕食の待合せ場所を決めて皆さんと別れる。シリウスと二人で「サン・ジェルマン・デ・プレ教会」に行く。前回来た時にも見たが,その荘厳さとパイプオルガンに見せられて「是非もう一度」と思っていたのだ。
デプレ教会.jpg

 夕方6時,教会の中には観光客は居ない。薄暗い中には我々の他にはお祈りをする地元の人達が数人だけ。しびれる様な空間と空気だ。1000年にも渡って人々の祈りを受け止めてきたこの建物には,独特の暖かい雰囲気と荘厳さが漂っている。

 ロウソクを買って灯した。日本の神社仏閣でもしたことないのに。シリウスも黙って同じ事をしていた。何時まで居ても退屈なんかしないだろうな。素晴らしい教会だ。いや,教会と言うより”別世界”!皆さんと夕食の為の待合せ時間が迫ってきた。振返りながら教会を後にしたのだった。もしたまパリに来ることがあったら絶対に・・・。

 「ドウ・マゴ」で僕はビール,シリウスはコーヒー,仕事帰りのOL達が楽しそうにお喋りをしている。「うちのカチョーってHなんよ」なんて話しているのだろうか?。楽しそうな顔を見ているだけで,ビールの素晴らしいつまみになる。
ドゥマゴ.jpg

 注)1884年にパリ、サン=ジェルマン=デ=プレ広場に誕生したカフェ「ドゥマゴ」はピカソやヘミングウェイなど多くのアーティストが集い、幾多の文学や芸術が育まれた老舗カフェ。人と文化が交流する交差点として、パリの文化を伝える存在です。(公式サイトより)
--------------------------------
【パリ美術館巡り】新・若旦那のログより……

 おりしもムルロア環礁で第一回の原爆実験が行われた後だった。で、二回目はいつなのか。シラクはどうするのか。ちょうとそんな時期だった。しかし、実際のパリには、ムルロアの<ム>もない。世界地図を見ると、ムルロアは、大西洋を越えてアメリカ大陸があり、そのずーっと向こうの南の海だ。実感がわかないのは、日本以上なのかなと思った。

 ただ、テロに備えての荷物の検査はやたらときびしかった。なにしろ、オペラ通りのモノプリと言うスーパーでも、荷物を開けさせられたくらいだから、美術館などのピリピリぶりは、こちらにも痛いほど伝わってきた。地下鉄には、ライフルを持った警官がいるんですからね。

 さて、今回行ったのは、マルモッタン美術館、建物博物館、ピカソ美術館、ギュスターブ・モロー美術館、ルーブル美術館の5つ。

▼建物美術館は、フランス中の歴史的建物を実物大のイミテーションで再現、分類、展示してある。ここのロマネスク建築を、ろまねこ&とみちゃんの解説で聞いてると、行ったような気分になってくる。

 ろまねこ注)一例として写真を掲示しました。「モアサックのサンピエール大聖堂の模刻」です。
モワサック.jpg

 1階は門や、柱頭彫刻、キリストにまつわる彫刻など。2階は彫刻中心。トロカデロ広場のシャイヨ宮にあり、窓の外の青空にエッフェル塔が見えると言う不思議な景観。初めて2階にも行ったが、凱旋門の正面のリュードの彫刻が目に前にあってものすごい迫力だったりする。さらに、3階は壁画が中心。ものすごく広く、ここだけでも1日仕事だな~という事で、2時間ほどの見学となる。

 これだけのスペースを確保しても文化財を保存して行こうという姿勢は、さすがフランスだと思う。ミュゼ・カルト使用OK。撮影自由。
---------------引用終わり-----------------

この日つづく…… 

この記事へのコメント