【海外旅行】1980年〜81年スペイン・ナバラ・ロマネスク紀行(6)

【第4日】1980年12月30日(火) レート:¥2.7/PTS(スペインペセタ)

 宿泊した「サント・ドミンゴ・デ・カルザーダ」のホテルは「パラドール(Parador)(国営)」です。パラドールについては2018年10月25日【海外旅行】1990年「ほあぐら」さんのサンチャゴ巡礼記(5/15)に詳しく書いていますが。品格のある良いホテルです。9:05出発。ここから東へ、いよいよナヴァラ地方です。
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 ……35キロ。9:30~10:25。「ナヘラ(NAJERA)」の「サンタマリア・ラ・レアル修道院(MONASTERIO DE SANTA MARIA LA REAL)」。11世紀の創建と言われますが回廊なども見事なゴシックです。
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 一部クリプトだったでしょうか「ロマネスク」構造が残っていました。
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 ……47キロ。11:00~11:50。「トーレス・デル・リオ(TORRES DEL RIO)」の「聖墳墓教会(Iglesia del Santo Sepulcro)」。12 世紀のナヴァラ ロマネスク様式の最も重要な教会の 1 つです。その魅力の 1 つは、八角形の平面図であり、八角形の側面が構造全体のモジュールになり、そこからその極度の完成度が得られます。中央の床には、後陣、中央の八角形、塔の階段によって形成された縦軸が明確に示されています。
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 力強いドーム天井のリヴ構造。
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 周囲の窓回りの重厚な作り。
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 柱頭彫刻も華麗です。
 
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 トーレス・デル・レオの街の人スナップ。2つ。
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ナヴァラ後半地図.jpg

 ……25キロ。12:20~12:40。「イラチェ修道院(MONASTERIO DE IRACHE)」。元ベネディクト修道院。8世紀に遡ると言われている?やや荒廃した感じ。
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 扉口の緻密な柱頭彫刻も風化してあわれ。
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 13:00~13:50。「エステーリャ(ESTELLA)」の町。
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 「サン・ミゲル(SAN MIGUEL)」は、一部ゴシックになっていますが、1187 年から1196 年の間の後期ロマネスクが残っています。内部には入れませんでしたが、扉口周辺の彫刻が素晴らしい。。扉口がポーチの内側にあるため保存が良かったようです。
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 「使徒たち」?。左端は天国へのカギを持つペテロか?
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 「キリストの墓のそばに立つ香水の壺を持った女性たち」。
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 「柱頭彫刻」主題不明。右側は「ご訪問」か?
サンミゲル柱頭.jpg

 「サン・ペドロ・デ・ラ・ルア(SAN PEDRO DE LA RUA)」は、12 世紀に建てられた、エステラで最も古い教会です。12 世紀末の聖域が今も残っています。13 世紀頃の身廊が 3 つあります。

 扉口の10層以上あるヴッシュールは見事、それぞれ模様が違う。
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 多葉形アーチの凸凹はイスラムの影響。
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柱頭彫刻「ケンタウルス」「人魚」。
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 この日つづく……

この記事へのコメント

とりゅふ
2022年08月24日 11:29
初めてのロマネスクはフランス、2度目に訪れたスペイン。ドンドンロマネスクにはまっていく4人。フランスの洗練されたロマネスク、スペインローカルだけど魅力的です。フランスは肥沃な大地。スペインは荒涼とした大地と全く相反しているけどその土地に合ったロマネスク教会が素晴らしい!エステーリャのサン・ミゲル教会の3人のマリアを見た時の感動は今でも忘れられません。その後もっと良い彫刻を見たのですが、何故か印象的なマリアでした。30歳になったばかりの頃にこんなに充実した旅が出来て本当に幸せでした。
ろまねこ
2022年08月24日 13:12
とりゅふさん。いいコメントありがとう。あの頃はロメネスクに目覚めたばかりで、見るもの全て新しい感激・感動でした。あなたがたに出会えて、こんな経験からズーッと今まで、ご一緒させていただき、ほんとうに有り難いことだと、感謝しています。