【海外旅行】1979年〜80年初ロマネスク探訪4人旅(12/13)

【第7日】1980年1月3日(木) ソーリュー→フォントネー→アヴァロン→ヴェズレー→レ・ザール……のつづき 日出:08:30。日没:17:07。FF1=¥60。

 「フォントネー修道院」を11:45に離れ、西へ向かいます。
クリュニー地図.jpg

 「クインシー・ル・ヴィコント(Quincy-le-Vicomte)」という小さな町に差しかかる。町の標識の下に速度制限「30km/h」。
クインシー入口.jpg

 両側に「石造り」の家が並ぶ。これぞフランスの田舎町という感じ。
クインシー家.jpg

 町を抜けると、また丘陵地帯(畑)が続く。ときどき放牧の牛や馬、遠景に並木が見える。
道.jpg

 「モントレアル(Montréal)」という町の手前で「スラン川(Le Serein)」という川を渡ります。
スラン川1.jpg

 ここも土手のない川です。流れが緩やかでまるで池のよう。丘の上にはお城か教会か?野には羊でしょうか?手前には鴨が2羽みえます。お正月3日目の「フランス・ブルゴーニュの野」の風景です。
スラン川2.jpg

 このあたりで昼食をとった模様?メモに「SEREIL」お店の名前か?

 12:50「アヴァロン(Avalon)」の町へ北から入っていくと「15世紀の時計塔(La Tour de l'Horloge)」をくぐって……
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 その先小さな広場に面して「聖ラザール教会(Église St-Lazare)」があります。
avallon-n.jpg

 南側の小さい方のタンパン。のテーマは「三博士(マギ/Mage(s))」。左「三博士奉献」、中央「馬に乗ったマギ」、右「ヘロデ王の前のマギ」だそうです。
アヴァロン南タンパン.jpg

 ここは外観だけ。13:10発。16km……
 
 13:40 もう一つの目玉「ヴェズレー(Vézelay)」の「サント・マドレーヌ大聖堂(Basilique Ste-Madeleine)」到着です。

 注)「ヴェズレーの教会と丘」という形で、1979年「世界遺産」に登録されていたのですが、前年1978年に制度がスタートしたばかりで、この旅行のときは「世界遺産」登録のことを知りませんでした。ちなみにここは「モンサンミッシェル」「シャルトル」「ヴェルサイユ宮」「ラスコー洞窟」とともにフランスとしては「世界遺産登録第一号」です。

 注)サント・マドレーヌ大聖堂:861年にヴェズレーの丘の上にベネディクト会士たちによって建てられたものを基礎に、1095年から1138年頃までかかって増改築された「ロマネスク様式」の大聖堂。「マグダラのマリア」の「聖遺物」を祀ってあるとされて、多くの巡礼者が訪れた。「サンチャゴ巡礼」の出発点の一つ。

 注)サント・マドレーヌ:本来「マグダラのマリア(Santa-Maria-Madeleine)/サンタ・マリア・マドレーヌ」というべきですが、今は省略されて地名の「マグダラ(Madeleine)/マドレーヌ」でけで「マグダラのマリア」を指すようになっています。パリのメトロの駅名も「マドレーヌ」があります。

 国道から右にそれて、街中の緩やかな坂道を上がっていくと、広場を前にして、姿を見せました。
ヴェズレー外観.jpg

 有名な正面扉上のタンパンは、外壁のモノでなく、一歩中へ入った玄関間にあります。
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 タンパンその他の詳細は省略して……「白黒アクセント」のアーチがある身廊空間に感動しました。
ヴェズレー身廊.jpg

 そして、身廊に林立する二十本の柱の柱頭各四面に彫られた彫刻。傑作揃いですが、そこから5つだけ……

 神秘の粉挽き機:モーゼが小麦を機械に入れ、聖パウロがこれを粉で受け取る。旧約の預言者から、人々の糧として新約の聖人へと継承されるという比喩。
ヴェズレー神秘の粉挽.jpg

 ダヴィデとゴリアトの戦い(2面):左・少年ダヴィデが巨人ゴリアトに石を投げる、右・ダヴィデがゴリアトの首を落とす。
ダヴィデとゴリアテ.jpg

 ラザロと金持ちの死:左・ラザロの死は天使が後光で彼を包む、右・金持ちの死は蛇が彼の冨を貪り二匹の悪魔が魂をつまみ出している。
ラザロと金持ちの死.jpg

 天使がファラオの息子を殺す:モーゼの「出エジプト」を扶けるため、神が全部のエジプト人の初子を殺した「過越の祭」の起源説話。未完成品で、素材の形が判る。
天使ファラオの子を殺す.jpg

 天秤座:黄道十二宮の一つ。
天秤座.jpg

 16:00 ヴェズレーを離れ、西へ約120km……途中、「アルム(Armes)」という小さな町の「カフェ・デュ・サントル(Café du Centre)」でトイレ休憩。

 とっぷり日が暮れて、18:30 今夜の宿「レ・ベザール(Les Bezards)」の「オーベルジュ(旅篭/はたご)・デ・タンプリエ(Auberge des Tampliers)」到着。ここも「ほあぐら」さんが選んだミシュラン★★の「グルメホテル・レストラン」。

 注)このホテルは、1954年に「ル・レ・エ・シャトー協会」の源になった「レ・ルレ・ド・カンパーニュ(田舎の宿)」を設立した8つのホテルの一つで、個性あふれる家を巧みに組み合わせ、中庭を含め、雰囲気抜群。離れ家もある。歴史が染み込んだ5つ星ホテル。

 注の注)ル・レ・エ・シャトー協会:玄関に表示されたロゴごが示すように「RELAIS DE CAMPAGNE(郷土色豊かな宿駅)」・「CHATEAUX HOTEL(城館ホテル)」・「RELAIS GOURMAND(食道楽の宿駅)」が加盟する、1974年誕生の非営利団体・協会組織。今(2022年)では、世界62ヶ国、約580のホテルとレストランが加盟しています。

 ホテル玄関口(翌朝撮影)
タンプリエ玄関2.jpg

 「ほあぐら夫妻」の部屋。
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 ドレスに着替えてレストランに向かう「とりゅふ」さん。
タンプリエお出かけ.jpg

 「レストラン部分」(翌朝撮影)
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 夕食メニューです。

●ろまねこ
MOUSSELINE DE SAINT-JACQUES AUX FINES HARBES(コキーユサンジャックのムース)(FF48)
LANGOUSTE GRIILLÉE À LA NAGE(伊勢エビグリル・スープかけ)(FF135)
SORBETS AUX FRUITS(チュイール添えシャーベット)(FF28)
CAFE(コーヒー)(FF7)
●トミちゃん
SAUMON FÛMÉ À L'AUBERGE AU BOIS FRUITIER(スモークサーモン・果汁かけ)(FF68)
RAGOÛT DE HOMARD AUX PETITS LÉGUMES(野菜入りロブスターシチュー)(FF180)
TARTE(タルト/洋梨)
CAFE(コーヒー)(FF7)
●ほあぐら
SAUMON FÛMÉ À L'AUBERGE AU BOIS FRUITIER(スモークサーモン・果汁かけ)(FF68)
ESCALOPE DE CHAVREUIL"SAUCE POIVRADE"(薄切りしか肉”ペッパーソース”)(FF85)
SORBETS AUX FRUITS(チュイール添えシャーベット)(FF28)
CAFE(コーヒー)(FF7)
●とりゅふ
MOUSSELINE DE SAINT-JACQUES AUX FINES HARBES(コキーユサンジャックのムース)(FF55)
RAGOÛT DE HOMARD AUX PETITS LÉGUMES(野菜入りロブスターシチュー)(FF180)
CHARLOTTE AUX POIRES À LA PURÉE DE CASSIS(洋梨のシャルロットケーキ・カシスのピューレかけ)(FF28)
MONTE CRISTO(モンテクリスト・サンドイッチ)
CAFE(コーヒー)(FF7)
●飲みもの
VIN:VAL DE LOIRE(ロワール渓谷)/SANCERRE-LE CHÉNE MARCHAND(サンセール・ル・シェーヌ・マルシャン/ソーヴィニヨン・ブラン(白))(FF58)
EAUX(ミネラルウオーター)(FF7)
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合計:FF1,244(¥74,640)……割り勘@¥18,660 。やはり★★のトコロはそれなりのプライスになります。(理由:客の方も張り切って注文が多めになる、勿論単価も高い)

 小雪がちらついていました。

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