【スケッチ淡彩】水彩画の画材について(筆)
絵の具以外では先ず筆です。「網干教室」へ入ったときは何を使っていたのでしょう。間もなく先生から推奨の筆、それはなんと一本2万円もするのです太さは12号、精密画でなく風景スケッチが主体ですから一本だけしか使いません。
「コリンスキー」と呼ばれる筆で、当時はよく判らなかったのですが、今ネットで調べると、中国かロシアの寒いところにいる「いたち」の毛で出来ているようです。弾力があり、しなやかで、揃いが良く、独特の「粘り」があり、使い込む程に「味」が出ると言われている、水彩筆としては最高の物でした。
「朝日カルチャーセンター」というのは、いわゆる「シニア教室」の先駆けで、「生徒の技量」は別として、けっこう「ハイクラスの先生」を揃えていた教室で、絵の具も、筆も最上級だったようです。
それが1990年頃のこと、いくらイイ筆でも10年使うと、先がちびてぼさぼさになります。多分2000年前後にもう一度先生から買っていると思います。
そして、2007年5月。Aさん夫妻とイギリス旅行したとき、ロンドンの画材屋さんで買ったのが「ウインザーニュートン」の「シリーズ7・ラウンド筆 No.12」という筆です。「教室」の友人2人からも頼まれていて合計3本買って来ました。これは今も使っています。120英ポンド(当時¥230/ポンドだったので=¥27,600)でした。
この筆、先程ネットで検索したら、YAHOOに出品されており、何と47,968円(税込)。イヤー今なら買えませんね。解説文は次の通り。
【英国王室御用達 最高級の水彩用筆 最高級コリンスキーセーブル毛。 短軸。 1866年にビクトリア女王の命で作られました。 ふくらみ部分が広くて、とても含みの良い、穂先の長い丸筆。 最高の毛を選定し、熟練した職人がひとつひとつ手作業で仕上げています。 まとまりのある穂先は、使用中にも崩れません。 スタイリッシュなケース入りです。】(ゆめ画材)
そうです、立派な黒いケースに入っていました。
でも、私の腕前では、そんな上等の真価はつかめません。最近静物画教室に通うようになってネットで購入したのは、「ホルベイン」の「ブラックリセーブル 700R」、世界堂オンラインショップからです。「静物画」を描く為、少し細いのを選びました4号¥536、8号¥778でした。百均やスーパーで売っているモノはやはりダメでした。
この「ブラックリセーブル 700R」にはこんな説明が付いていました。
■柔らかい反面コシの強さがないリス毛に、コシのあるリセーブル毛をプラスしたまろやかな描き心地の筆です。
■リス毛はソフトで水の含みが良く、繊細さが求められる水彩画には最適です。
※リセーブル毛とは…弾力があり穂先のまとまりがいいナイロン毛を一本ずつ特殊加工することによって
高級品とされている天然毛(セーブル)の感触を再現した画筆用合成繊維です。
つまり、天然毛と合成繊維の混製品なんです、しっとりと使い心地良いです。
ブログの「ポンチ絵」を書くとき重宝したのが「水筆(ペン)」です。毎年年賀状用に買っている「筆ペン」に墨が入っていないもので、適宜水を補充して、使用時は軸の所を強くつまんで水を出す仕掛けで、「筆洗」が要らないのが特長。一般に簡易スケッチ用携帯筆として使われているようです。色んなメーカーから大小各種発売されています。
一筆画を始めるとき買った筆は、書道用のような、和風の筆でしたが、これも後には「富田先生」から一本¥3,500の筆を購入して使っていました。これは白い毛で「吟味した羊毛に、上質の玉毛と呼ばれる猫の毛を多く使い、念入りに仕上げた筆です」と言うことでした。
一筆画では更に細い線を描く為「面相筆」という「極細筆」も使います。
筆に関連して、「筆洗」がありますが、私は「スケッチ淡彩」では「富士フイルムの35mmフィルムのケース」を使っています。「網干先生」の流儀は、筆は洗わないのです。筆先に必要なだけの水を含ませ、絵の具をつけて、使い切るのです。少々前の絵の具が残っていても、むしろ「混色」で味が出るとの説です。したがって「筆洗」という大きい水壺は不要なのです。私は「フィルムケース」の底に「マグネット板」をくっつけて、絵の具パレットの上に載せて使っています。
これ一杯で5~6枚は描けます。
「コリンスキー」と呼ばれる筆で、当時はよく判らなかったのですが、今ネットで調べると、中国かロシアの寒いところにいる「いたち」の毛で出来ているようです。弾力があり、しなやかで、揃いが良く、独特の「粘り」があり、使い込む程に「味」が出ると言われている、水彩筆としては最高の物でした。
「朝日カルチャーセンター」というのは、いわゆる「シニア教室」の先駆けで、「生徒の技量」は別として、けっこう「ハイクラスの先生」を揃えていた教室で、絵の具も、筆も最上級だったようです。
それが1990年頃のこと、いくらイイ筆でも10年使うと、先がちびてぼさぼさになります。多分2000年前後にもう一度先生から買っていると思います。
そして、2007年5月。Aさん夫妻とイギリス旅行したとき、ロンドンの画材屋さんで買ったのが「ウインザーニュートン」の「シリーズ7・ラウンド筆 No.12」という筆です。「教室」の友人2人からも頼まれていて合計3本買って来ました。これは今も使っています。120英ポンド(当時¥230/ポンドだったので=¥27,600)でした。
この筆、先程ネットで検索したら、YAHOOに出品されており、何と47,968円(税込)。イヤー今なら買えませんね。解説文は次の通り。
【英国王室御用達 最高級の水彩用筆 最高級コリンスキーセーブル毛。 短軸。 1866年にビクトリア女王の命で作られました。 ふくらみ部分が広くて、とても含みの良い、穂先の長い丸筆。 最高の毛を選定し、熟練した職人がひとつひとつ手作業で仕上げています。 まとまりのある穂先は、使用中にも崩れません。 スタイリッシュなケース入りです。】(ゆめ画材)
そうです、立派な黒いケースに入っていました。
でも、私の腕前では、そんな上等の真価はつかめません。最近静物画教室に通うようになってネットで購入したのは、「ホルベイン」の「ブラックリセーブル 700R」、世界堂オンラインショップからです。「静物画」を描く為、少し細いのを選びました4号¥536、8号¥778でした。百均やスーパーで売っているモノはやはりダメでした。
この「ブラックリセーブル 700R」にはこんな説明が付いていました。
■柔らかい反面コシの強さがないリス毛に、コシのあるリセーブル毛をプラスしたまろやかな描き心地の筆です。
■リス毛はソフトで水の含みが良く、繊細さが求められる水彩画には最適です。
※リセーブル毛とは…弾力があり穂先のまとまりがいいナイロン毛を一本ずつ特殊加工することによって
高級品とされている天然毛(セーブル)の感触を再現した画筆用合成繊維です。
つまり、天然毛と合成繊維の混製品なんです、しっとりと使い心地良いです。
ブログの「ポンチ絵」を書くとき重宝したのが「水筆(ペン)」です。毎年年賀状用に買っている「筆ペン」に墨が入っていないもので、適宜水を補充して、使用時は軸の所を強くつまんで水を出す仕掛けで、「筆洗」が要らないのが特長。一般に簡易スケッチ用携帯筆として使われているようです。色んなメーカーから大小各種発売されています。
一筆画を始めるとき買った筆は、書道用のような、和風の筆でしたが、これも後には「富田先生」から一本¥3,500の筆を購入して使っていました。これは白い毛で「吟味した羊毛に、上質の玉毛と呼ばれる猫の毛を多く使い、念入りに仕上げた筆です」と言うことでした。
一筆画では更に細い線を描く為「面相筆」という「極細筆」も使います。
筆に関連して、「筆洗」がありますが、私は「スケッチ淡彩」では「富士フイルムの35mmフィルムのケース」を使っています。「網干先生」の流儀は、筆は洗わないのです。筆先に必要なだけの水を含ませ、絵の具をつけて、使い切るのです。少々前の絵の具が残っていても、むしろ「混色」で味が出るとの説です。したがって「筆洗」という大きい水壺は不要なのです。私は「フィルムケース」の底に「マグネット板」をくっつけて、絵の具パレットの上に載せて使っています。
これ一杯で5~6枚は描けます。
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